エボラウイルスへの感染を防ぐ対策がない怖さー死者は1000人超え

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エボラ出血熱(エボラウイルス)の感染が拡大していて問題となっている。

何しろ、このウイルス、致死率が高いことで有名である。

エボラ出血熱については、Wikipediaから引用させてもらう。

エボラ出血熱(エボラしゅっけつねつ Ebola hemorrhagic fever、または エボラウイルス病 Ebola virus disease – EVD[1])は、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。出血熱の一つ。「エボラ」の名は発病者の出た地域に流れる川の名から命名された。ヒトにも感染し、50-80%という死亡率を持つ種類も存在する。 via:エボラ出血熱 – Wikipedia

エボラ出血熱による死者は1000人越え

2014年8月12日16:00現在までに発表されたエボラ出血熱による死者は1000人を超えた。感染者数も1848人に上っている。

エボラ熱、中国人医師ら8人感染か 死者1013人に

8月9日からの死者は52人増加している。急激なペースで増加しており、危機が迫っている事が窺える。

エボラ出血熱の出身国別死者の内訳

感染が拡大している国はアフリカである。以下にエボラ出血熱による出身国別死者の内訳を記す。(via:エボラ熱の死者1000人超=米国、リベリアに実験薬供与―WHO

  • ギニア・・・・ ・373人
  • リベリア ・・・・323人
  • シエラレオネ ・・315人
  • ナイジェリア ・・2人

考慮するべきなのが、これらのアフリカの国の位置関係である。

死者数が多いギニア・リベリア・シエラレオネの3カ国は、それぞれの国が国境で接している国であるということだ。

ナイジェリアは、これら3カ国より東側に位置していて、国境で接していない。

つまり、エボラ出血熱はあらゆる国へ感染し、死者を出す恐れがある。

エボラ出血熱の感染経路

エボラ出血熱は、エボラウイルスによるものである。エボラウイルスは何に生まれるのかは解明されていないようだが、エボラウイルスが体の中に侵入すると、タンパク質を分解し、悪質な要素を放出する。

このエボラウイルス(エボラ出血熱)の感染経路は、以下の通りである。

  • 血液
  • 分泌物
  • 排泄物
  • 唾液

つまり、エボラ出血熱は、飛沫感染であり、空気感染ではない。

エボラ出血熱に感染している人に近づかない事が、最大の防御である。

治療にあたる医療従事者は特に注意が必要

エボラ出血熱の治療を行う医療従事者は、特に注意が必要である。

エボラ出血熱の感染は、飛沫感染によるものなので、治療に際し、患者の分泌物に触れる可能性が極めて高い。

かといって、放置するわけにもいかない。

そんな理由により、エボラ出血熱の治療にあたる医療従事者は、最大の防御を持って治療に当たらなければならない。

環境を整えてから治療にあたらなければいけない。

エボラ出血熱が日本にくる可能性あり

エボラ出血熱が日本に来ない可能性がない訳ではない。

現在は、アフリカでの感染が目立っているが、日本に来ないとは全く言えない。

なぜなら、感染がひどい3カ国から離れた国でも感染が確認されているからである。

エボラ出血熱は、既に海外にむけて運ばれている。運ばれてきたウイルスが、各地でくぐり抜けて日本に回ってくる可能性がある。

日本に来ないといえる方法が1つある。

海外への渡航を一切禁止して、入国も一切禁止することである。

そうすれば、さすがに感染はしない。

しかし、果たしてそんな事が現実に可能なのだろうか。

現状としては、無理である。

だからといって、だまって入国を見ている訳でもない。

成田空港や関西空港では、以下のようなサーモグラフィーによるチェックをしている。

厚生労働省関西空港検疫所は今月、関空の検疫検査場などでエボラ出血熱への注意を呼びかけるポスターの掲示を始めた。発熱した入国者を確認するサーモグラフィーによるチェックなどもしている。via:エボラ出血熱:成田や関空で注意喚起のパンフやポスター

サーモグラフィーによるチェックを行う事で、発熱のある渡航者を検知できるというものである。

この対策は、ある意味有効である。

というのも、エボラ出血熱には、潜伏期間というものがある。

エボラウイルスを持っていても、発症していなければ、サーモグラフィーを通過してしまう。

エボラ出血熱の潜伏期間は、一般に、2日から21日と言われているようだ。

【エボラ感染拡大】世界各国で水際強化 濃厚接触ないと感染せず 潜伏期間は2~21日

かなり幅広いといえる。仮に、21日だとすると、国際空港でのサーモグラフィーを容易に通過する。

通過してしまった場合は、感染が広がらない事を祈るばかりだ。

エボラ出血熱に対する有効な対策(ワクチン・治療法)がない

エボラ出血熱の最大の怖さは、有効なワクチン・治療法がない点です。

感染したら、半分以上の確率で志望してしまうという、とてつもない恐ろしい病気です。

現在、有効なワクチンが研究段階であり、今回のエボラ出血熱に対して有効なワクチンはないと言えます。

ただし、こんな話も持ち上がっています。未承認の薬を投与していて効果が出ているという話です。

アメリカでエボラ出血熱の患者2人に未承認の薬が投与され、効果が出ているとされていることを受けて、WHO=世界保健機関は来週、医学倫理に関する専門家の委員会を招集し、エボラ出血熱に対応するために未承認の薬の投与を認めるかどうか、協議することを決めました。via:WHO エボラ出血熱 未承認薬投与協議

この話の難しい所は、数少ない治療薬を誰が利用するのかという点です。

倫理上の問題もあり、本当にこれらの協議は急ぐべきものでしょうが、大変難しい問題と言えます。

なんとしてでも、エボラ出血熱の感染が収束してほしいと思います。

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