エボラ出血熱の国別感染者数と死亡者数(2014年9月6日時点)
photo credit: NIAID via photopin cc
西アフリカでのエボラ出血熱の感染が止まりません。
2014年9月6日時点において、WHOの発表によると、感染・感染の疑いのある人を含めると4293人、そして、死者数は2296人へとなっています。
エボラ出血熱の国別感染者数と死亡者数
以下には、エボラ出血熱の国別感染者数と死者数の内訳を示します。
単位:(人)
国名 | 患者数 | 死亡者数 |
---|---|---|
ギニア | 862 | 555 |
リベリア | 2046 | 1224 |
シエラレオネ | 1361 | 509 |
ナイジェリア | 21 | 8 |
セネガル | 3 | 0 |
リベリアでは、感染の拡大が続いています。直近21日間の間に死亡した患者が330人であり、リベリアで死亡した患者数全体の65%という数字になっています。
爆発的に感染が広がっていると言えます。
深刻な感染が広がっているのは
- ギニア
- リベリア
- シエラレオネ
です。そして、初期の感染が始まっているのが
- ナイジェリア
- セネガル
です。この2つの地域では初期の感染で食い止めてほしいです。
2014年8月11日のWHOの報告ではエボラ出血熱による死者数が1000人を超えていました。
わずか1ヶ月でエボラ出血熱による死者数が倍増したということになります。
いかにエボラ出血熱の感染が爆発的に広がっているかがわかります。
医療従事者のエボラ出血熱の国別感染者数と死亡者数
エボラ出血熱の治療にあたる医療従事者の感染も止まりません。2014年9月7日時点では、感染及び感染が疑われる人の合計は301人にのぼり、このうち死亡者数は144人となっています。
治療にあたる医療従事者までもが感染してしまうので、有効な対策がないことが見て取れます。
以下には、医療従事者のエボラ出血熱の国別感染者数と死亡者数の内訳を示します。
単位:(人)
国名 | 患者数 | 死亡者数 |
---|---|---|
ギニア | 54 | 27 |
リベリア | 162 | 81 |
シエラレオネ | 74 | 31 |
コンゴ共和国でのエボラ出血熱感染について
コンゴ共和国でもエボラ出血熱の感染が広がっています。
WHOの発表によると、2014年7月28日から8月18日の間に、24人のエボラ出血熱の感染者が確認され、この内13人の死亡が確認されました。
また、2014年9月2日から9日までの間に、31人のエボラ出血熱への感染及び感染の疑われる患者が発生し、累計感染患者数は62人にのぼりました。
そのうち、合計で35人の死亡が確認されています。
西アフリカでの感染とは別の発生源によるものだそうですが、感染スピードは同様に加速度的に伸びています。
現状を見る限り、日本にエボラ出血熱がやってこないとは言い切れない状況が続いています。とても心配です。
スポンサードリンク
関連記事
-
デング熱 日本人22人が感染 対策として代々木公園の蚊を駆除
photo credit: dr_relling via photopin cc 先週
-
デング熱の都道府県別感染者数(2014年9月19日時点)
デング熱の感染確認が続いていますね。 代々木公園の蚊から始まり、その周辺での感染も相次いで疑わ
-
エボラ出血熱の国別感染者数と死亡者数(2014年9月16日時点)
photo credit: NIAID via photopin cc 2014年9月18